「自分の特徴を知り、進路選択に活かそう!」-常葉大学サッカー部第10回キャリア研修会レポート-

レポート キャリア支援

12月4日(月)にサッカー部員約50名を対象に「第10回キャリア研修会」を実施いたしました。

本研修では多くの職業を知ること、社会人の先輩方の大切にしている考え方を知ることを通じて、学生の皆様がこれから歩むキャリアに役立つ情報提供を行うことを目的に、2カ月に1回開催しております。

第10回目は前半に体験ワークとして自己分析、後半に人間学を学ぶ月刊誌「致知」を用いた感想文発表会を実施いたしました。
コーディネーター役を務めた大道桂三より、研修の様子を報告させていただきます。

自分の特徴を知るための自己分析

自己分析には、自分のことを知らない相手に、自分の特徴等を伝えられるようにするという目的があります。

これから社会人となる学生に、今一度自己分析を通して、少しでも自分の特徴を知るきっかけとなればという思いから、各学生にMBTI診断という性格診断テストを行っていただきました。 MBTI診断は各設問に対しての回答から、その人の認識・決定理由・処理方法を分析し、以下16タイプの性格に区分されます。

①建築家⑨管理者
②論理学者⑩擁護者
③指揮官⑪幹部
④討論者⑫領事
⑤提唱者⑬巨匠
⑥仲介者⑭冒険家
⑦主人公⑮起業家
⑧運動家⑯エンターテイナー

診断結果後は、16タイプの特徴と各タイプに関連する職業について解説し、その後グループに分かれて診断結果から感じたことを発表する流れでワークを進行いたしました。
自己分析を実施したのが初めてだという学生が多かったこともあり、自分が特徴だと思っている部分が強く結果に出た学生もいれば、想像もつかない結果で新しい発見もあった学生もいました。
またグループワークでは、診断結果から感じたことをテーマに各学生が発表していましたが、その中でも特徴から関連した職業について興味が湧いたと発表する方が多かったのが印象的でした。
自己分析の結果が全て正しいという訳ではございませんが、今回の自己分析で自分の特徴を知り、今後の職業選択を行う上での1つの情報となれば幸いです。

「致知」を用いた感想文発表会

感想文発表会では「致知」から推薦記事を2つ選定し、記事を読んで感じたことを勉強会当日まで感想文を作成し用意いただきました。
当日は3~4人1組のグループに分かれ、感想文を発表するという内容で進行しました。

今回は記憶に新しいWBC日本代表 栗山英樹前監督が「世界の頂点をいかに掴んだか」の推薦記事を読んでの感想文発表をする学生が多かったです。

感想文発表では、栗山監督の「野球は無私道」に関する発表者が多く印象に残りました。栗山監督は、打ち損なった打球が間に落ちて点が入るなど、野球は運の要素も強いため、運をいかに味方につけるかというのが重要である。運を味方につけるには生きざましかなく、周囲のために尽くして生きる人に神様や天が応援してくれるとおっしゃっていました。
周囲のために尽くすることの重要性は理解していたものの、綺麗事で捉えていた学生も多く、野球で世界1位となった栗山監督が大切にされていることを知り、改めて周囲のために尽くす行動を日々真剣に積み重ねていきたいと発表しているのが印象的でした。

学生の感想

Q.研修会を通して、心に残った言葉や内容、学んだことを教えてください。

A.自己分析を通して、自分の特徴を改めて知ることができました。就活では面接試験は必ずあり、自分の特徴を理解できていることで、面接する相手の方にもわかりやすく自分の特徴を説明することができるようになると思います。今回の診断結果を参考に自分の説明ができるよう準備していきたいと思いました。

A.致知の記事から、監督や先輩から日々言われていることを改めて毎日真剣に行おうと思いました。目先の結果ばかりにこだわらず、毎日の過程を大事にし、チームの役に立つことを第一優先に行動していきます。

A.監督からも「運」に関する話を聞く機会が多く、栗山監督のおっしゃった無私道の考えも似ていると感じました。運は偶然で起きるかもしれないですが、何もしていない人には運は寄ってこない。良い行いをした人に必ず運は来るのだと、自分自身確信に近いものがありました。日々誰に見られても恥ずかしくないような行動をして、運が寄ってくるようにこれからも頑張っていきます。

研修を終えて

今回の研修会を通して、習慣的に人間学を学ぶことの意味を改めて考える機会となりました。
感想文発表でご紹介した栗山監督の無私道の考え方を実践することは私自身難しいと思いました。

周囲のために尽くして生きるという生きざまを、人が見ている部分だけ行うことはできると思いますが、人が見ていないところでもやり続けられるかというと、未熟な私では自信がありません。それは、人が見ていなければ少しサボっても大丈夫とつい怠け心が出てきてしまうからです。

しかし、この怠け心は少しだけと1回気を許してしまうと歯止めが効かなくなり、気付いた時には自分が想像していない状況に陥ってしまうこともあると思います。

この怠け心を律するために、習慣的に人間学を学び、良い心を持って行動する必要があると感じました。 人間学を習慣的に学び、怠け心を改め、良い心で行動できるよう私も精一杯人間学をこれからも学んでいきます。

常葉大学サッカー部 第72回全日本大学サッカー選手権出場のお知らせ

常葉大学サッカー部 TOPチームが12/7(木)から開催しました、第72回全日本大学サッカー選手権大会に東海地区代表として出場しました。

初戦が12/7(木)に行われ、九州地区代表 鹿屋体育大学と対戦し、惜しくも0-1で敗れてしまいました。残念な結果となりましたが、1年間を通して夏・冬の全国大会に出場するなど素晴らしい結果を出されたことは日頃の努力の成果だと思います。 次年度も引き続きのご活躍を心から願っております。

大道 桂三