イーシーセンター様 コミュニケーション研修レポート

セミナー 研修受託事業

1月4日に株式会社イーシーセンター様にてコミュニケーション研修を担当させて頂きました。受講頂いたのは現場で工事を担当されている15名の社員様でした。

研修テーマがコミュニケーションですので、緊張感のある状態で進行しても上手くポイントを理解して頂けないかもしれない。そのように考えて、序盤は3チームに分かれてのゲームを実施しました。積極的に参加し頂けて大変有難かったです。

ゲームが終わり、雰囲気が少し和やかになったところで、コミュニケーションを上手に行うためのコツについての情報提供を行いました。今回は1時間という研修時間もあり、伝えたいコツを1つに絞りました。それは「コミュニケーションは相手本位(相手や状況に合わせて行動や言い回しを選択する)で行うこと」です。

誤解のないよう補足をさせて頂きます。
私たちは誰しもが食欲や睡眠欲といった基本的な欲求を持っており、欲がなくては生きてはいけません。ですから、当然に自分本位(自分を中心とした物事の考え方)な一面があり、それ自体は決して悪いことではありません。なぜなら、自分の気持ちや考えがないのであれば、そもそも相手にそれを伝えたい!という思い自体が湧き出てこないからです。

その湧き出た思いを相手に正確に伝えること。そして、反対に相手の気持ちや考えを正確に受け取ることが、コミュニケーションの目的だと思います。
そして、私はコミュニケーションを行う際は、自分本位モードから相手本位モードに切り替えた方が目的を達成しやすいと考えているわけです。
なぜなら、人間は感情の動物だからです。例えば、全く同じ情報を相手に伝えるにしても、誰に、どのような手段(対面、電話、SNS)で、どのような状況・タイミングで伝えられるかで相手の受け止め方は全く変わってきます。「何を言ったか」より「誰が言ったか」の方が大事であるというのは、コミュニケーションが感情に支配されやすい最たる特徴だと思います。

そうであるならば、自分がどのように上手に相手に伝えるかを自分本位で考えるより、どのように伝えたら相手は理解してくれるだろうかという相手本位で考えたほうが合理的です。
相手の特性は一人ひとり異なります。そう考えるとコミュニケーションとは、非常に創造的な取組であると感じます。

最後になりますが、毎年、当社に素晴らしい仕事始めの機会を与えて下さる、海野幸男社長はじめイーシーセンターの社員の皆様に心より感謝申し上げます。