常葉大学浜松キャンパスサッカー部 第4回キャリア研修会 実施レポート
5月30日(日)に常葉大学浜松キャンパスにて、サッカー部員約80名の皆様を対象に「第4回キャリア研修会」を実施致しました。
本研修会のサポートを担当した大竹より、研修の様子を報告させていただきます。
<本研修の目的>
まずは研修冒頭、弊社の大道桂三より、「大学サッカー部出身者のキャリアの現実」と「本研修の目的」をお伝えさせていただきました。
研修冒頭に使用したスライドの一部を用いて、簡単に説明させていただきます。
「“プロサッカー選手”というキャリアを歩むことの難しさを認識してほしい」と同時に、 「サッカーから離れたキャリアを歩む約990名の先輩方は、サッカーで培ったものをどのように社会で発揮しているのか等を学び、自らのキャリアを自律的に歩むためのヒントにしてほしい」という本研修の目的を整理した後、ゲスト様とのトークディスカッションへと進みました。
<ゲスト紹介>
今回は以下のお二方をゲストとしてお招き致しました。
長島 來雅(ながしま らいが)様
- 磐田市消防本部に勤務(消防士)
- 2018年 常葉大学卒業(サッカー部OB)
野田 椋雅(のだ りょうが)様
- 株式会社アーバンゲートに勤務(エンディング・プランナー)
- 2021年 常葉大学卒業(サッカー部OB)
長島様からのメッセージ 「‟今”を大切に。」
長島様は現在、大学2年時から志した消防士となることができ、子宝にも恵まれ、順風満帆な生活を送られています。しかし、大学時代に悔いが残っているとのことでした。
以下が長島様の後悔している具体的な内容です。
- 周囲の方々からの意見に耳を傾けられなかったこと
- “プロサッカー選手になる”という欲を隠してしまい、努力しきれなかったこと
- 進路決定の動機が浅かったこと
これらの未熟な部分があり、それが自身の成長を妨げてしまったと感じていらっしゃいました。
「今も幸せだが、自分にはサッカーで上を目指せる素質があったのかもしれない。後悔している。だから学生達には“今“を大切にしてほしい。」
という素直な思いを学生へ届けてくださいました。
野田様からのメッセージ 「“良い大学生活の終わり”を迎えよう。」
現在エンディング・プランナーとしてご活躍されている野田様も、自身の学生時代の考え等を中心にお話ししてくださいました。
野田様は学生時代、常に“大学生活の“良い終わり(目的)”から逆算して目標と行動を決定していたそうです。
以下に野田様の大学生活の目的・目標・行動指針をご紹介させていただきます。
- 目的 : 人間力向上・社会への準備
- 目標 : ①全国制覇 ②中高教員免許取得 ③後悔なく楽しみ卒業を迎える
- 行動指針 : (1)沢山の人と関わる (2)何事も前向きに楽しむ (3)諦めずにコツコツと
「“良い終わり(目的)”から逆算して目標や行動を設定することは、何事にもつながる大切な考え方。自分はサッカーの上達を目的には設定していなかった。」
「チームの目標と自分の目的を混同しないように。“自分なりの良い終わり”を迎えられると自信や充実感につながり、社会で活躍する源となる。」という力強いメッセージを届けてくださいました。
エンディング・プランナーとして日々人生の最期を見届けている野田様からの“良い終わりを迎えてほしい”というお言葉は、私の心にも深く突き刺さりました。
最後になりますが、ゲストとしてご出演いただきました長島様、野田様、参加してくださった学生の皆様、学校関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
常葉大学浜松キャンパスサッカー部様とは2021年4月より「サッカー学生・応援プロジェクト」のパートナー契約を結んでおります。
サッカー学生・応援プロジェクトの内容は以下のリンクよりご覧ください。↓
https://road-consulting.jp/service/sports-student-support-pj/
大竹 岳