新入社員の論語勉強記! 第7回

新入社員の論語勉強記!

大道桂三です。
新入社員として良き習慣を身につけるために論語を学んでいます。毎週、1章句ずつご紹介させて頂きます。

論語とは、孔子とお弟子さんとのやりとりをまとめた本で、儒教を代表する経典になります。日本では江戸時代の寺子屋や藩校などで一番盛んに読まれていたといわれており、若い人を育てるときの教科書となっていたそうです。優しい気持ちや慮り、あるいは努力する心、言い訳しない潔さ、人との距離のはかり方など、日本人らしさともいえる考え方のもととなるものがたくさんあります。

未熟極まりない文章ではございますが、最後までお読み頂けましたら幸いです。

■章句

子(し)、川の上(ほとり)に在(あ)りて日(のたま)わく、
逝(ゆ)く者は斯(かく)の如きか。
昼夜(ちゅうや)を舎(お)かず

■訳

先生が川のほとりに佇んでおっしゃった。
この川の流れのように、時も人も過ぎ去ってもう帰ってこない。
昼となく夜となく、やむことなく人生は変化していくのだな。

■感想

この章句は孔子が晩年に言ったとされる章句です。きっと孔子はふと立ち止まり、ずっと流れる川を見て、川の流れと人生とを照らし合わせたのではないかと感じました。
川がずっと流れるように、人生も生まれてから亡くなるまで、止まることなく進み変化していきます。私は人生が止まること進む変化には2種類あると思っています。
「変わった人」と「変わっちゃった人」の2種類です。「変わった人」とは自ら良い流れにするべく考え行動した人。「変わっちゃった人」は時の流れに身を任せ、特に自らの行動を変えずにいた人。
行動を変えようが変えないでいようが、環境は時間が経つにつれて変化していくことは孔子の居た2,500年前も私達生きている現代も同じです。

私はこの章句で、人は気付いて行動すればいつでも変化できると強く感じました。川のようにずっと流れ続ける人生だからこそ、少しずつ行動を変えることで良い流れになり、良い結果が出ます。生きている間は流れ続けるのだから、気づいた瞬間から流れは自分の意思で変化させることができます。私は人生を良い流れに変化するべく、今回の章句で以下のことを行動習慣に取り入れていきます。

ありのままの自分を素直に受け入れる

変化をするための第一歩は、現在の自分を素直に受け入れることだと思います。
まずは現状を把握するからこそ、何を変えなければいけないのかが明確になります。
自分自身の良い部分に関してはすぐ受け入れられますが、悪い部分に関して受け入れることは心も痛くなりますし、中々難しいことです。
しかし、受け入れてしまえば後は改善するだけ。

勇気を持って、ありのままの自分を素直に受け入れ、日々1つずつ行動し変化してまいります。