富士市今泉まちづくりセンター 講座レポート「知っておきたいハラスメント講座」
令和7年6月6日に富士市今泉まちづくりセンター主催の富士市地区別人材育成講座を担当させて頂きました。
この講座は、まちづくり活動の担い手確保や、地区の課題解決につながる活動をする人材の発掘・育成を目的として、富士市が令和7年度から開始した講座とのことです。
そして、今泉地区では、まちづくり活動に携わる皆様が、ハラスメントに対する正しい知識と理解を深め、活動しやすい環境づくりをしていきたいとのご相談を頂き、担当させて頂きました。

講座内容
講座の見出しは、以下の通りです。
- 働く人の権利と義務
- ハラスメントに関する相談の実態
- パワーハラスメントの定義と具体的な事例
- モラルハラスメントの定義と具体的な事例
- セクシャルハラスメントの定義と具体的な事例
- カスタマーハラスメントの定義と具体的な事例
今回の講座は、まちづくり活動に携わる参加者様が、気になっている点を解消できるような有意義な機会とするため、センター職員様と話し合い、参加型の講座とさせて頂きました。
講座を進める中で、参加者様にはスマートフォン等を使ってアンケートに回答してもらい、リアルタイムで共有をしながら進行していきました。 最後の質疑応答の時間は、匿名で気兼ねなく意見や質問ができるようチャット機能を活用しました。おかげさまで多くのご意見を頂くことができました。
できる限りその場で対応をさせて頂きました。未熟者につき、十分なお応えができなかった内容もあったかと思います。その点は申し訳ありませんでした。

研修を終えて
今回の講座の中で参加者様に、「あなたは、これまで自分が他者からハラスメント(パワハラ、カスハラ、セクハラ等)を受けたと感じた経験はありますか?」という質問に回答を頂きました。
その回答結果は、「ある」が72.7%、「ない」が18.2%、「わからない」が9.1%でした。
ハラスメントがどこ(職場、地域活動等)で起こったものなのか、どんな内容なのかは分かりませんが、今回の参加者は、人生経験が豊富で地域活動に協力的な皆様ばかりでした。そういう意味では、信頼度の高い調査結果だと捉えています。
7割以上の方がハラスメントを受けたことがあるという結果には、少々驚きました。
ハラスメントは私たちの身近なテーマであり、職場だけの問題でなく、地域の課題であることを痛感する機会ともなりました。カスハラが社会問題化している中で、今後、この課題は深刻化していくであろうと感じております。
最後になりますが、今回の講座の企画から運営まで、丁寧に協力を頂きました富士市今泉まちづくりセンター職員様に感謝いたします。ありがとうございました。
大道和哉