若手社員向け研修を通して、社会人としての基礎と自律的に働くことの大切さを学びました
2024年10月10日(木)に、Road若手社員向け研修を実施いたしました。
当日受講生として参加をいたしました塩川好輝(社労士オフィスろーど新入社員)より、研修の概要と今回の研修を通して学んだことをご紹介させていただきます。
若手社員向け研修の概要
Road若手社員向け研修は、社会人としての基礎を学ぶと同時に、自分を知り、課題解決ができるような人材になっていけるような方向性を教えることを目的としています。
また、上記の目的に加え、同じような悩みや不安を抱えて仕事をされている若手社員同士が企業の垣根を越えて交流を深め、学びを深められることも大切な目的の一つです。
本研修では座学だけでなく、インバスケット・カードゲームなどの様々なワークを通じて、交流を深めると同時に自身の強みと弱みを学びました。
当日は以下6社の企業様の若手社員の皆様と一緒に、研修を受講させていただきました。
・株式会社かつまた 様
・株式会社コウノ 様
・株式会社藤原 様
・社会福祉法人誠信会 様
・株式会社アイ・ブロード 様
・社労士オフィスろーど
ご参加いただき、誠にありがとうございました。
研修内容
研修では社会人としての基礎を身に付けるため、以下5点の内容を学びました。
- 社会人としての基本的な姿勢とあり方
- 会社の性質を理解する
- 組織に求められる自立型人材
- 有効な時間の使い方を知る
- 相手を大切にするコミュニケーション
私が本研修に参加をして、特に印象に残った2点を抜粋してご紹介をさせていただきます。
①社会人としての基本的な姿勢とあり方
本テーマでは、学生と社会人の違いについてのワークを行いました。
学生と社会人の違いについて自身で考えたことをシートに記入し、その後グループ内で考えを共有しグループで意見をまとめ、グループごと発表を行いました。
グループ発表では様々な意見がでましたが、学生と社会人の特に大きな違いとして、社会人の場合は労働契約があることを講師より解説していただきました。
社会人は会社と労働契約を結んだ時点で、義務と権利が発生します。
義務を理解しようとせず、権利ばかりを主張するケースが最近は多くあり、この契約の部分への認識が緩くなってしまっている傾向にあるということを学びました。
まずは会社と労働契約を結んだ場合、賃金をいただく対価として労働という義務を果たすことが、社会人として必ず守らなければならないことだと学びました。
②組織に求められる自立型人材
自律型人材をテーマにしたワークについて解説をいただきました。
日本では現在以下図の通り、少子高齢化と人口の減少が増加しており、今後も加速する見込みとなっています。
出典:内閣府(2022)「令和4年版高齢社会白書」
現在の「若者の人数が減少しつつある」状況から踏まえると、労働者が今後も不足していくことは日本企業においても極めて重要な課題となります。
現在では聞き覚えのある方も多い「働き方改革」によって働き方の価値が「量」から「質」へと変わり、労働者一人が生み出す価値「労働生産性」を高めることが重要視されるようになりました。
その中で、労働生産性を上げるため、多くの企業では「自律型人材」が求められているということを学びました。
自律型人材とは、自ら考え、自身や自身の身の周りをコントロールできる人であると学びました。
依頼を受け、頂いた仕事に対して、目的や目標、ゴールを明確に考え、イメージをしたうえで主体的に進めていかなければなりません。
一人ひとりが自律的に働くことが、労働生産性を高める鍵であることを学びました。
正直、私にとってはまだ難しく思いましたが、少しずつ自律型人材としての考えを持ったうえで仕事を行っていけるよう日々努力してまいります。
研修を終えて
Road若手社員向け研修の参加を通して、社会人とはどのような姿勢であるべきなのか、どのような思考を持ち合わせていなければならないのかを理解することができました。
具体的には、企業と従業員には労働契約があり、労働契約で結んだ義務を従業員が果たすことは必ず守らなければなりません。賃金をいただいている以上、当たり前のことではありますが、私自身も研修を聞き「労働者としての義務」を果たすことの重要性への認識が薄いなと感じました。
それに伴い、私生活も含めて義務を守るからこそ権利を主張できることも学ぶことができました。
また、複数の企業様の若手社員様との合同研修でしたので、緊張もしましたが、同世代の方達と研修が実施できたことで自分自身の刺激にもなりました。
現代社会から求められている自律型人材になっていくために、まずは自身の生活習慣やリズムを見直し、仕事に全力を注げるよう努力していきたいと思います。
最後になりますが、新入社員研修をご受講いただきました皆様、企業ご担当者様に心より感謝申し上げます。
塩川 好輝