新入社員の論語勉強記! 第5回

新入社員の論語勉強記!

大道桂三です。
新入社員として良き習慣を身につけるために論語を学んでいます。毎週、1章句ずつご紹介させて頂きます。

論語とは、孔子とお弟子さんとのやりとりをまとめた本で、儒教を代表する経典になります。日本では江戸時代の寺子屋や藩校などで一番盛んに読まれていたといわれており、若い人を育てるときの教科書となっていたそうです。優しい気持ちや慮り、あるいは努力する心、言い訳しない潔さ、人との距離のはかり方など、日本人らしさともいえる考え方のもととなるものがたくさんあります。 未熟極まりない文章ではございますが、最後までお読み頂けましたら幸いです。

■章句

冉求(ぜんきゅう)曰く、子の道を説(よろこ)ばざるに非(あら)ず、力足らざればなり。

子日わく、力足らざる者は中道にして廃す。 今女(なんじ)は画(かぎ)れり。

■訳

弟子の冉求が言っています。
「先生のもとで学べることはとても嬉しいのですが、力が不足していて僕はもうついていけません」。
先生がおっしゃいました。 「ほんとうに力が足りないのなら、もう途中で力尽きて倒れているはずだ。君は自分で自分の限界を決めてしまっているのではないか?もう少し頑張ろうよ」。という意味の章句です。

■感想

私は冉求が孔子の説く、人としてのあるべき姿と自分とのギャップに耐え切れなくなってしまったのだと感じました。
私自身も現実と理想とのギャップから「私には無理だ」と感じてしまうことがあります。
そう感じてしまう理由は、「出来ない」に目を向けてしまうからだと思います。
孔子も「出来ない」から、日々の行動習慣を変え、「出来る」にしてきた方だと私は思います。
「出来ない」の現実を受け入れることは辛いですが、どんな偉人と言われる方達も通ってきた道だと思います。
そんな偉人の方達もきっと「出来ない」の現在地から、「出来る」ゴールまでを日々の行動をどうしていくか計画・実行し、ゴールに辿り着けたのだと思います。
しかし、すぐ出来るようになるような特効薬はなく、やはり強い思いを持って1日1日やり続けていくことでしか、出来るようにはなりません。

私は「出来る」を増やしていくために以下5つの行動を習慣付けることに致します。

①目標を決める。

②目標達成できる計画を立て、仲間と共有する。

③計画通り実行する。

④仲間と計画に対して進捗を共有する。

⑤進捗次第で計画を修正する。

日々の業務に追われてしまうと、上記の行動を忘れてしまいがちになってしまいます。
しかし、人の行動は思った通りにしかなりません。
思いを明確に定め、思いを実現していく。その結果、周囲のお役に立てたり、信頼を得ることができるのだと思います。
時間は有限。常に自分自身の思いと向き合い、毎日作成しているPDCAノートに丁寧に計画を立てて行動してまいります。

■最後に
先週のブログでご案内致しました、母校である常葉大学浜松キャンパスサッカー部対HondaFCとの天皇杯静岡県予選決勝戦が5/9(日)に行われ、結果は0-2と悔しい結果となりました。
しかし、最後までひたむきに頑張ってプレーする後輩達の姿に素直に感動しました。
総理大臣杯、インカレとまだ活躍できる場が残されてますので、引き続きのご活躍を期待しております。