株式会社藤原 理念研修のサポート
静岡県東部で10箇所に式場を構え、葬祭事業を展開されている株式会社藤原様の理念研修のサポートをさせて頂いております。

藤原様は、1912年に創業され、「葬儀」という人の尊厳を具現化する儀礼に携わる中で、会社として大切にすべき社是や経営理念を育まれてまいりました。
社是は【心の豊かさを地域に継承する】であり、企業理念 は【「ありがとう」~感謝を伝える~】です。
葬祭事業に従事するスタッフの皆様のお仕事は、計画的に進められるものばかりではなく、突発的に対応することが多くなります。藤原様では、事業を着実に拡大し、スタッフの人数が増えていることもあり、それぞれが慌ただしい日々を送っています。
そのような中、定期的に会社の社是や経営理念に立ち返り、スタッフ間で協力をして感謝を忘れずに仕事ができるように、2カ月に1回の理念研修を行っています。2024年5月にスタートしましたので、もうすぐ2年となります。
理念研修では、まずは社是や経営理念をスタッフの皆さんで音読します。その後に、「ブッダがせんせい」を教材にして、ブッダの教えについて、スタッフでグループワークを行っています。お仕事の中でお経に触れる機会が多い皆様にとって、ブッダの教えは受け入れやすいと感じております。
そして、最後はブッダの教えを守り、仕事や生活をするための工夫をグループごとにスローガンにまとめて頂いています。


進行役としてサポートさせて頂く中で、会社の理念やブッダの教えをテーマにスタッフ間でコミュニケーションを図ることで、スタッフの理念に対する解像度が高まること。また、それぞれのスタッフの考え方や価値観についての理解が深まるという効果を実感しています。
人手不足の時代となり新規採用が困難になる中で、中小企業においては、社員の定着・育成への関心が高まっていると感じております。
そのような中で、藤原様のように業務知識やスキルだけでなく、仕事に取り組む上での考え方や人間性を高めることを目的とした取組を進める会社も少しずつ現れてきているように感じています。
恥ずかしながら弊社でも、【人間学を学ぶ月間詩「致知」】を教材にした読書会を、毎月実施しています。7年以上継続して私が感じていることは、理念研修はすぐに売上が上がる等の仕事に直結する成果は期待できないということです。
それでもなぜ継続しているのかと言えば、心を掃除する習慣をつくるためだと考えております。人間の心には日々雑草が生えきて、それを放置していると、未熟な私には、ずるい心、怠け心、嫉妬心等が育ってきてしまうように感じています。
そのような悪しき心が育たないように、みんなで毎月心の雑草をぬこう!という思いでやっています。習慣の力はすごいもので、今ではどうしても予定があり読書会に参加できないと、心の雑草をぬけていないようで、モヤモヤして気持ちが悪いような感覚に陥ります。
繰り返しになりますが、理念研修は業績の向上ではく、社員の人間的な成長支援のために行うべきものだと思います。ただし、中長期的な視点でみれば、社員の人格が高まることで、業績にもプラスの効果は表れてくるだろうとは考えています。
微力ながらお客様を支援できるよう、今後も実践の中から学び続けてまいります。
大道 和哉
