駿河総合高校様 キャリア教育講話レポート

セミナー キャリア支援

1/19(水)に静岡県立駿河総合高等学校のキャリア教育講話を弊社の大道和哉が担当させて頂きました。1年生全クラスが対象でしたが、コロナ禍の状況を踏まえて1クラスは対面、その他のクラスはZoomを使用して各クラスに配信する形式で実施致しました。

今回、ご依頼を頂きました講話のテーマは「豊かさとは何だろうか?」「今企業、社会が若者に求めていること」でした。
弊社の大道は、自らの実体験をベースに「豊かさとは何だろうか?」という問いに対して次のようなお話をしました。教室の後方で聞かせて頂いた私がレポートいたします。

◆豊かさ・幸せとは何でしょうか?よく人は幸せをお金で測ることはできない言います。しかし、お金や収入等の経済的な豊かさ以外に幸せを測る物差しを教えて下さいと言うと、はっきりと答えられる人は少ないように思います。私は経済的な豊かさもある程度は大切だと思いますが、それ以上に心の豊かさが幸せを持続するためには重要だと考えています。

◆そして、自らのビジネスの実践を通して、経済的な豊かさと心の豊かさは対極なように思えますが、実は一体であることを学ぶことができました。簡単に言うと、自分だけが儲かろうとすればするほど、実際には儲からないのです。反対に、大変難しいことですが、自分のことはさて置き、お客様や社員のために精一杯尽くしていれば、たとえその人が不幸になることを願ったとししても、その人は幸せになってしまうものだと考えています。このように世の中には幸せの法則のようなものがあると信じています。

◆私は現代社会の中で、経済的な豊かさと精神的な豊かさを両立するための最良の手段こそが「働くこと」だと考えています。働くことをしないで、経済的な豊かさと精神的な豊かさを両立し、幸せを実現することは不可能だと思います。人間は働くことで幸せを実現していくわけですから、皆さんにとって非常に大切なテーマです。しかし、何の仕事をしようということを焦って決める必要はありません。なぜなら、時代のスピードは速く、仕事や職業は絶え間なく変化するからです。それよりも時代の変化を前向きに受け止めることができる自律的な人材を目指すことが大切だと考えています。

講話終了後の生徒さんの感想が印象的でした。
「私は将来の夢を持てていない自分に不安を感じていました。でも、今日の話を聞いて安心しました。どんなことにでも挑戦できる自分になれるよう勉強や部活を頑張ります。」

最後になりますが、講話の御縁を繋いで下さいました遠藤 健先生をはじめ、各クラスに映像と音声が届くよう準備して下さった先生方の丁寧な対応に厚く感謝申し上げます。

大道 桂三