レバンテフジ静岡様 研修レポート
6月10日に静岡県を拠点とする地域密着型プロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」の社会人基礎力向上研修を担当いたしました。
選手の中には学校を卒業したばかりの方が多いため、テーマを「社会人としての基本的な姿勢とあり方」を学ぶこととし、選手とスタッフ合わせて10名(1名はオンライン参加)にご参加を頂きました。
研修レポート
私からは次のことを情報提供させて頂きました。随時、内容についてペアやグループで話し合いをお願いしました。選手は一般的な社会人とは異なり、特殊な環境の中で目標を追求している方ばかりです。ですから、私からの一方的な情報提供にならないよう、一人ひとりの考え方を尊重し、進行者として理解をした上で、理論に落とし込んで解説するように努めました。
- 学生と社会人の違い
- 働くことで生じる権利と義務
- 働く目的について
- 自律的に働くために必要な能力
- 目標を達成するためのコツ
選手の中には、レースに勝つことを目標としたアスリートであると同時に、企業等に勤務している方が多くいらっしゃいました。
また、レバンテフジ静岡様は地域創成を基本コンセプトとしており、レースへの参戦のみならず、地域活動にも積極的に取り組まれています。
選手は地域や社会に関わる機会(頻度・時間の長さ)が非常に多いです。研修を通して、レバンテフジ静岡の選手として活躍するためには、アスリートとして結果を出すことはもちろん、一人の社会人としての成長も重要な要素であると感じました。
今後も機会を頂けるようでしたら、レバンテフジ静岡様に適した研修を企画し、実施できるよう精一杯努めてまいります。
研修実施の経緯
知人よりご紹介を頂き、二戸代表と富士市サイクルステーションの黒田さんと打合せをする機会に恵まれました。
二戸代表はもともとプロ選手であり、富士山の麓である静岡県富士市の地から、スポーツサイクルの魅力を広めたいとの強い思いからレバンテフジ静岡を結成し、2020年1月に運営会社を設立されたとのことでした。
二戸代表は次のように語って下さり、今回の研修実施に至りました。
「チーム活動を推進する中で、学校を卒業したばかりの選手が集まってきています。レバンテフジ静岡はプロサイクリングチームでありながら、自転車を活用した活動を通して、地域の皆様と関わり地域を盛り上げることが重要なミッションです。そこで、アスリートである前に、一人の社会人として必要な考え方を学ぶ機会をつくりたいのです。」
素晴らしいご縁を頂けましたことに心から感謝申し上げます。
大道和哉