第1回「若手の寺子屋」実施レポート

お知らせ

若手の寺子屋は、「地域の中小企業で働く若手社員の皆様の成長を応援したい!」という強い思いから、開催させて頂きました。
若手の寺子屋は、日常の仕事の中ではなかなか集中して学ぶことができない社会人として必要な情報を提供すること。また、職場の異なる同世代の社員様が集まる貴重な機会になりますので、参加者同士が意見を交わし、自らを振り返る時間とすることをテーマとしています。
若手の寺子屋に参加させて頂いた社労士オフィスろーど千葉より、当日の様子を報告させて頂きます。

主体的に働くコツ① ― 相手を知る

主体的に働くコツ①は、相手を知ることです。
相手を理解し、どんな人間性を持っているのかを理解することによって、主体的な会話をしやすくなります。
研修の初めに実施したアイスブレイキングでは、90種類の「家族、優しさ」などの単語の中から、自身が大切にしている言葉を5つ選びその言葉を選んだ理由をチーム内で共有することによって、初めて会うお互いの緊張感をほぐすとともに価値観を共有することを目的とした取り組みです。
チーム内では、少し緊張しながらも自分の価値観を表現することによって相手と自分の共通点や、特徴を知ることができ、チーム内で主体的な会話ができたように感じました。
研修の最初にお互いを知ることができたため、1日を通して、主体的に意見を共有することができたと感じました。

主体的に働くコツ② ― 目的と目標を明確にする

主体的に働くコツ②は業務の目的と目標を明らかにすることです。
目的と目標の違いとは、

・目的とは「なぜ、それをやるのか」です。
個人では価値観や信条を表すもの、会社では経営理念が目的にあたります。

・目標とは、「何を、いつまでに、どうやって行うのか」です。
目的を達成するための、具体的な目盛りや手段を表すものが目標にあたります。

研修では、目的目標の重要さを理解できる「業務指示ゲーム」を実施しました。
業務指示ゲームとは、メンバーでそれぞれ役職を決め役職ごとに実施できる行動に制限をかけて、チームで一つの業務を完了させるゲームとなります。
会話内容や会話相手にも制限がある中で、相手の意図や自分の思考を明確にすることがこのゲームの目的ですが、メンバー内でも何を伝えればよいか、何のために指示を出すかに苦悩しているようでした。
業務指示ゲームを通して、日々の業務でも目的目標を明確にすることの重要性に気づけることができました。
目的が明確であれば、主体的に原動力をもって働くことができ、業務において必要なことを自ら考えることができ、目標を設定することによって、目的に対しての自分の現在地と必要な能力を知れることを鮮明に学ぶことができました。

人間力をテーマにした読書勉強会

人間力をテーマにした書籍を読み、各自が共感した言葉や考え方を共有しました。
皆さんの感想では人間力とは何かを読み取ったうえで、共感できるという声や難しいといった声が挙がりました。
ですが、皆さんに共通していたのが、新しい考え方に触れてチャレンジしてみたいという感想でした。
主体的に働くコツを実践した後に、読書感想文を共有したことにより、自分が主体性を発揮している姿を浮かべての感想だったのだと思います。
皆さんの感想を聞いて、私が主体的に考えられることや実践できることに真摯に向き合おうと感じました。

研修を通じて私が学んだこと

今回の研修を通じ、業務を単に遂行するだけではなく、「目的を明確にした上で主体的に行動すること」の重要性を再認識しました。さらに、仲間と価値観を共有することで、相互理解が深まり、組織全体の協働力向上にもつながることを実感しました。
研修で学んだことを、自社に持ち帰りどう発揮しようか考えることができ、主体的に働くコツを体現していると感じました。
また、「若手の寺子屋」に参加して、主体的に働くコツは仕事だけでなく日常生活でも発揮することができると感じました。
目的・目標は日々の生活でも応用することができ、プライベートの充実にも適用することができると思います。

「若手の寺子屋」は、若手社員が主体性を磨き、将来的に組織を担う人材へと成長していくための貴重な機会です。今後も継続的に実施し、個人の成長と企業全体の活性化の双方を推進してまいります。
社労士オフィスろーどでは、今後も若手の寺子屋を継続してまいります。
興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。

千葉佳汰