新入社員の論語勉強記!第12回    目的と目標を正しく理解すること。目の前の目標を明確に決めること。

新入社員の論語勉強記!

新入社員として良き習慣を身につけるために論語を学んでいます。毎週、1章句ずつご紹介させて頂きます。

論語とは、孔子とお弟子さんとのやりとりをまとめた本で、儒教を代表する経典になります。日本では江戸時代の寺子屋や藩校などで一番盛んに読まれていたといわれており、若い人を育てるときの教科書となっていたそうです。優しい気持ちや慮り、あるいは努力する心、言い訳しない潔さ、人との距離のはかり方など、日本人らしさともいえる考え方のもととなるものがたくさんあります。

未熟極まりない文章ではございますが、最後までお読み頂けましたら幸いです。

■章句

子日わく、人にして遠き慮(おもんばかり)無ければ、必ず近き憂(うれい)有り。

■訳

先生がおっしゃった。
もし、遠い将来のことまで見通す思慮がなければ、必ず身近なところで困ったことが起きてしまうでしょう。

■今回の章句で学んだこと

「目的と目標を正しく理解すること」
恥ずかしながら、今まで目的と目標の違いについて正しく理解しておりませんでした。
目的は理由。目標は目的を達成するために成し遂げていくものだと学びました。

「目の前の目標を明確に決めること」
遠くの目標を決めても、目の前の小さい目標の達成の積み重ねでしか近づいていくことができません。だから、まずは目の前の目標を明確に決め、1日1日達成することが重要だと思いました。