ピジョンホームプロダクツ様 ハラスメント研修レポート
2024年5月28日にピジョンホームプロダクツ様企画グループのハラスメント研修を担当させて頂きました。
ピジョンホームプロダクツ様は、ピジョングループの会社です。ピジョングループでは、全社員の“心”と“行動”の拠り所であり、すべての活動の基本となる考え方であるPigeon Way「「赤ちゃんをいつも真に見つめ続け、この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にします」を定めて事業展開をされているそうです。 ピジョンホームプロダクツ様は、赤ちゃんが使用するスキンケア商品を40年以上にわたり製造しています。昨年の夏に富士市の大淵に新本社・工場を建設し、移転されました。
研修会場に行くまでの間に少し新しいオフィスを拝見させて頂きましたが、おしゃれで時代の先端を行っており、若い世代の皆さんが憧れるような素晴らしい環境でした。
研修の内容
今回は企画グループに所属する7名の社員の皆さまとハラスメントについて学びました。パワーハラスメントをメインの題材とし、その他にも「セクハラ」、「マタハラ・パタハラ」、「カスハラ」、「モラハラ」についての定義や、注意すべき点等について確認を行いました。研修時間は2時間でした。
研修の中では3回のグループワークを行いました。参加者の皆さんは、既にハラスメントについての基本的な理解をしている方が多く、「実際にどのように対処するべきか?」という実践的なことについて話し合う時間が有意義であったと感じました。
特に「パワハラに注意して指導するためのポイント」については関心が高く、研修終了後のリアクションペーパーでも最も印象に残ったことを確認することができました。
研修を通して感じたこと
いわゆる「パワハラ防止法」が、2022年の4月にすべての企業を対象に施行されてから2年以上が経過しました。その間、毎月のように色々な事業所様でハラスメント研修を担当させて頂きましたが、今回の研修現場(参加者の声)を通して、企業のニーズが変化してきていることを感じとることができました。
これまでの約2年間は、企業としてはハラスメントの定義、種類、防止するための取組等、基本的な知識を社員に知ってもらうこと、理解してもらうことを目的に研修会を実施されてきました。まだまだそのようなニーズもあるかとは思いますが、企業によっては一歩進んだハラスメント対策を講じていきたいのではないかと捉えています。
それはより実践的な対策であり、そこに対して支援をするのであれば、まずは現場の実態を正しく把握し、場合によっては粘り強い伴走支援が必要になります。
ハラスメント対策においては、長年の社風や人間関係等が原因で自社の力のみでは解決が難しいケースもあります。特に中小企業では、社内に人事を専門とする部署がないことも少なくなく、社外の人事に関するサポーターの協力が必要となる場合もあります。そのようなニーズに応えられる社会保険労務士にならなくてはと強く思いました
最後に、今回の研修を担当するきっかけをつくってくれたのは、高校時代のサッカー部の同級生でした。一緒の空間で研修をさせてもらい、当時の記憶が蘇ってきました。
楽しい思い出もたくさんあるのですが、一番胸に迫ってきたのは悔しさです。ミッドフィルダーであった彼が出した絶妙のパスを、フォワードをやっていた自分は何度外したことか…。自分がもっと献身的な選手であったならば、もう少しはチームの成績に貢献できたのではないかというような気持ちです。
悔しさをしっかりと受けとめ、これからはお客様や地域から求められた役割をしっかりと果たすことができるよう精進してまいります。
大道 和哉