「マネージャーに必要なスキル・人の上に立つ者として必要な考え方」キャリアドライブ様 研修レポート
令和5年7月12日に株式会社キャリアドライブ様のマネージャー育成研修を大道が担当させて頂きました。 このマネージャー育成研修は、役員の皆様と相談を重ねてスタートさせた新たな取組になります。
昨年12月に初回を実施し、約2ヶ月に1回のペースで継続しており、今回で4回目を迎えました。
目的は各事業を担当できるマネージャーの育成で、対象者8名(各事業所から数名ずつ)と半日をかけた研修を行っています。
マネージャー育成研修をスタートした背景
キャリアドライブ様は昭和41年に創業し、自動車学校事業を中心に成長を遂げられてきました。現在の社長である田村嘉規さんが代表に就任し、2017年に現在のキャリアドライブに社名変更を行いました。
そこには、これからの目指す姿として、自動車免許取得の一定の期間だけでなく、地域の人達のキャリア(人生)に伴走していく会社を目指す、という田村社長の強い志がありました。
その志に基づき、この5、6年の間に、福祉サービス事業、保育事業、キャリア支援事業(国家資格キャリアコンサルタント養成講座を運営)等の新規事業を次々に立ち上げられました。
当社もキャリアドライブ様のあらゆる事業のスタートアップに携わる機会を頂き、キャリアドライブ役職員の皆様の「できないと言わずにやってみよう!」と果敢にチャレンジする姿勢には感銘を受けています。
そして、この短期間でいくつもの新規事業をスタートさせる中で必要になってきたのが、事業や人材をマネジメントできる人材です。キャリアドライブ様では、能力や実績のある人材を雇用することや外部の専門家等との連携も視野に入れながらも、何よりも自社の社員の育成を重視する方針をとっています。そのような背景からマネージャー育成研修がスタートしました。
研修が掲げる2つのテーマ
マネージャー育成研修では、①マネージャーに必要なスキルと、②人の上に立つ者として必要な考え方の2つをテーマとして、研修を組み立てています。その理由についてご説明させて頂きます。
①マネージャーに必要なスキル
まず、①マネージャーに必要なスキルは、プレイヤーからマネージャーに役割が変わると、これまでは求められなかったスキルが必要になります。なぜ、必要になるのかという理由を正しくと理解すること。必要となるスキルについての基礎知識を習得すること。それと同時に実践する際の具体的なコツ等について、自らの経験も踏まえながら情報提供をさせて頂いております。以下はその一例になります。
- マネージャーに求められる役割
- 自律的に働くために必要な能力(セルフマネジメント・タイムマネジメント)
- 経営理念の意義、目的と目標を正しく管理すること
- 事業計画・行動計画のつくり方、PDCAの回し方、課題解決のプロセス
- 理想のチームづくりと必要なコミュニケーション
- 風通しの良い職場環境をつくる意義と実践事例
- 部下と信頼関係をつくるコツ、部下を育成するコツ
②人の上に立つ者として必要な考え方
こちらは、人間性を高めることを目指したワークショップを実施しています。
このワークショップに取り組む理由は、①マネージャーとして必要なスキルだけを身につけて、いかに上手に演じたとしても、それだけでは集団をまとめ上げ、成果をあげるまでには至らないのが実情だからです。 これは目標を高く掲げ、ストレスや緊張感が高まってくると、部下は必ず「マネージャーを心から信頼できるか?マネージャーについていきたいと思えるか?」ということを考えるからです。私自身もサラリーマン時代はよくそのように考えていました。つまり、最後はマネージャーの人間性が問われるのです。
私のような未熟者が、人として正しい考え方を指導できるはずもありませんので、素晴らしい成果を出されたリーダーの考え方を教材とさせて頂き、皆様が少しでも理解して行動に繋げていけるようにファシリテーター役として支援しております。
おわりに
マネージャー育成研修を通して、私自身たくさんの学びを頂いております。
当社の創業時から、素晴らしい機会を提供くださる、キャリアドライブの田村社長、田村専務、瀧井取締役には心より感謝しております。
これからも少しでもお役にたてるよう精進いたします。
大道 和哉